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Kiev Shipping Ltd KIEV SHIPPING ASIA 2000年創業
ブレークバルク貨物

中国からヨーロッパへの電気バス輸送:ロールオン、ブレークバルク、それとも傭船か

中国からヨーロッパへの電気バス輸送で、ロールオン、ブレークバルク、傭船の三つをどう見比べるか。寸法、固縛、電池書類、港の制限まで。

読了約 8 分

執筆:Konstantin Kalnyi(Kiev Shipping Ltd 創業者兼CEO)

中国における電気バス製造の急拡大は、ヨーロッパ向けの信頼できる海上輸送への需要を押し上げてきました。一般の乗用車と違い、電気バスの物流上の姿はまったく別物です。寸法が大きく、一台あたりの価値が高く、重量もかさみ、リチウムイオン電池の扱いが加わり、多くの場合は通常のコンテナ輸送になじみません。

したがって荷主、製造者、プロジェクト物流会社にとっての主題は、どうやってバスを動かすかではなく、どの海上輸送方式が商業的にも技術的にも適するのか——ロールオン・ロールオフか、ブレークバルクか、専用の傭船か——です。

Kiev Shipping Ltd は、中国その他のアジア積地からヨーロッパの仕向地へ向かう電気バス、一般のバス、トラック、建設機械その他の車輪付き・規格外貨物のために、船舶の用船と海上輸送の手配を行っています。

電気バス輸送に特別な計画が要る理由

電気バスは分解せず完成車のまま運ぶのが通例です。寸法は標準コンテナの制限を超えることが多く、重量と電池システムがさらに運用上の要求を加えます。

本船を選ぶ前に、いくつかの要素を確かめる必要があります。

  • 各車両の全長・全幅・全高;
  • 一台あたりの総重量;
  • 今回の台数;
  • 電池の種類と技術書類;
  • 港の制限;
  • 利用できる積卸方法;
  • 吊り点と固縛の要領;
  • 積地と揚地;
  • 必要な輸送日数;
  • 他のプロジェクト貨物やブレークバルクと組み合わせられるか。

もっとも経済的な解は、輸送規模に大きく左右されます。

少数のバスなら既存のロールオン航路が適することもあり、まとまった台数ならブレークバルク輸送、さらには一隻まるごとの傭船が成り立ちます。

選択肢 1:ロールオン・ロールオフ輸送

ロールオン・ロールオフ——自走で乗り降りする方式——は、走行できるバスその他の車輪付き車両でまず検討される輸送方法です。

車両は船尾または舷側のランプから自走または牽引でそのまま船に乗り、車両甲板上で固縛されます。

ロールオン方式の利点

この方式にはいくつかの利点があります。

  • 吊り上げ作業が少ない;
  • 積卸が比較的速い;
  • 車両を個別に扱う手間が減る;
  • 中国・ヨーロッパ間の一部航路では定期サービスが確立している;
  • 自走または牽引できる車両に適した条件。

したがって規模の小さい輸送では、商業的に魅力のある方式になりえます。

ただし、定期サービスの有無が最大の制約です。

適したロールオン航路が、必要な中国の積地と必要なヨーロッパの揚地を結んでいるとはかぎりません。スペース、寸法、電池の受入れ要件、配船スケジュールも荷主の選択肢を狭めます。

貨物量が増えれば、採算は大きく変わりえます。

選択肢 2:ブレークバルク輸送

バスが通常のロールオン航路では効率よく動かせない場合、あるいはそのバスがより大きなプロジェクト貨物の一部である場合に、ブレークバルク輸送が意味をもちます。

電気バスは、本船クレーンまたは陸上クレーンを用いて多目的船、一般貨物船、重量物船に積み込めます。

船と港の条件によっては、バスは次のように扱われます。

  • 直接吊り込む;
  • マフィトレーラーを使って積む;
  • 船倉内に配置する;
  • 技術的に許される場合は暴露甲板に積む;
  • トラック、機械その他のプロジェクト貨物と同船で運ぶ。

まとまった台数では、ブレークバルクは定期ロールオンよりはるかに大きな自由度をもたらします。

本船は固定の定期スケジュールに従う必要がなく、積揚港もプロジェクトの実際の要求に合わせて選べます。

貨物の固縛とラッシング

正しい固縛は外航輸送でとりわけ重要です。

電気バスは多くの一般的な貨物ユニットに比べて重心が高い位置にあります。したがって積付・固縛計画を作るときは、船の動揺、加速度、荒天を考慮しなければなりません。

典型的な要領には次のようなものがあります。

  • 車輪止め;
  • チェーン;
  • ワイヤーラッシング;
  • 適する場合はウェブラッシング;
  • 溶接した固縛点;
  • 盤木によるブロッキング;
  • 鋼製の支え;
  • 必要に応じた甲板の補強。

最終的な固縛要領は、船種、甲板の構成、バスの寸法、そして承認された貨物固縛計画によって決まります。

ブレークバルク輸送では、輸送の考え方を本船が決まる前に見直しておくべきです。

リチウムイオン電池についての考慮

電気自動車の電池は、もうひとつの重要な運用上の要素をもたらします。

運送人と船主は通常、貨物を引き受ける前に車両と電池についての技術情報を求めます。

書類には電池の仕様、車両の状態、充電状態、安全情報、そして運送人・本船・港が求めるその他の書類が含まれることがあります。

要件は事業者や航路によって異なりえます。

ですから電池関連の書類は、積込み直前ではなく用船の早い段階で明確にしておくべきです。

選択肢 3:傭船

規模の大きなプロジェクトでは、一隻まるごとを傭船するのがもっとも柔軟な解になりえます。

一回の輸送、あるいは一連の輸送で数十台から数百台のバスを運ぶ必要がある場合、とくに当てはまります。

専用の傭船であれば、荷主が次の事項を自ら決められます。

  • 積地;
  • 揚地;
  • レイキャン;
  • 船の大きさ;
  • 甲板の構成;
  • 積載能力;
  • 積込みの方法;
  • 航海スケジュール。

貨物によっては、多目的船、一般貨物船、重量物船、その他の車輪付きプロジェクト貨物を運べる船が候補になります。

肝心なのは船の大きさだけではありません。

甲板強度、ハッチ寸法、クレーン能力、貨物の通り道、積付スペース、固縛の可否を、本船を決める前にすべて確かめる必要があります。

傭船はいつ競争力をもつのか

この台数を超えれば傭船がロールオンより自動的に安くなる、という普遍的な数字はありません。

結果は次に左右されます。

  • 台数と寸法;
  • 運賃市況;
  • 船位;
  • 中国側の積地;
  • ヨーロッパ側の揚地;
  • 港費;
  • 積卸の能率;
  • 復航貨物の有無;
  • 他の貨物と組み合わせられるか。

適した船がすでに積地の近くにいるときは、傭船が思ったより早く競争力をもつことがあります。

逆に、定期のスペースが確保でき、輸送量が比較的小さいときは、定期ロールオンのほうが好ましいままです。

したがって運賃の比較は、表に出ている運賃率だけでなく、航海費用の全体に基づいて行うべきです。

中国側の積地をどう選ぶか

中国には輸出港が数多くありますが、どの港もブレークバルクやプロジェクト貨物に等しく適しているわけではありません。

最適な積地は次によって決まります。

  • バス製造者の所在地;
  • 内陸輸送の距離;
  • ターミナルの設備;
  • クレーン能力;
  • プロジェクト貨物の取扱い経験;
  • 本船の手当てのしやすさ;
  • 港の制限と費用。

プロジェクトによっては、車両・ブレークバルク・プロジェクト貨物の作業に適した設備をもつ中国の主要港から出すことができます。

近い港を使うことが、そのまま総輸送費の低下を意味するわけではありません。遠い港のほうが本船を手当てしやすく、荷役条件が格段によいこともあります。

ヨーロッパ側の揚地の選択

同じ原則がヨーロッパにも当てはまります。

大規模なコンテナやロールオンのハブが、傭船したブレークバルク輸送にとって最良の揚地とはかぎりません。

プロジェクト貨物では、小さめの港のほうが次の点で有利なことがあります。

  • 港費が低い;
  • 混雑が少ない;
  • クレーン作業がしやすい;
  • 陸送の出入りがよい;
  • 最終仕向地までの距離が短い。

ですから正しい港は、本船と内陸配送の考え方と合わせて選ぶべきです。

電気バスを他の貨物と組み合わせる

ブレークバルク傭船の利点のひとつは、種類の異なる貨物を組み合わせられることです。

電気バスを積む船は、あわせて次のものも積めます。

  • トラック;
  • 建設機械;
  • 農業機械;
  • トレーラー;
  • 産業機器;
  • 鋼構造物;
  • 変圧器;
  • その他の規格外プロジェクト貨物。

貨物を組み合わせれば船の利用率が上がり、一台あたりに配分される運賃は下がります。

これは中国からヨーロッパへの輸送でとくに効きます。プロジェクト貨物は複数の製造者や供給者から出てくることが多いからです。

ロールオン、ブレークバルク、傭船の使い分け

輸送方式は実際のプロジェクトに合わせて選ぶべきです。

定期のスペースが確保でき、車両の台数が限られているときは、ロールオンがおおむね適します。

大きめのユニット、混載貨物、定期サービスが適さない航路には、ブレークバルクがより大きな自由度を与えます。

本船・スケジュール・積揚港を自ら握る必要がある大規模な計画では、専用の傭船がとくに意味をもちます。

多くのプロジェクトでは、三つの選択肢すべての見積りを取ることが、もっとも確かな商業比較になります。

Kiev Shipping Ltd — 電気バスとプロジェクト貨物の用船

Kiev Shipping Ltd は国際的な船舶用船と海事ブローカー業務に二十五年以上たずさわってきました。

当社が用船の手配を行う貨物は次のとおりです。

  • 電気バス;
  • 一般のバス;
  • トラックとトレーラー;
  • 建設機械;
  • 農業機械;
  • 重量機器;
  • 規格外貨物;
  • ブレークバルク貨物;
  • プロジェクト貨物。

業務には本船の探索、運賃交渉、用船契約の調整、航海計画、運航支援が含まれます。

中国からヨーロッパへの電気バス輸送では、貨物をあらかじめ決めた一つの方式に押し込むのではなく、商業的にもっとも効率のよい輸送の形を見つけることが目的です。

輸送規模と航路により、その答えはロールオンにも、ブレークバルクにも、専用の傭船にもなりえます。

プロジェクト貨物サービスの詳細はプロジェクト貨物の用船をご覧ください。

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出典: kievshipping.com

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